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ACPCでは全国の正会員社を対象に、ライブ・エンタテインメント市場の調査を実施しています。
この調査報告は1989年より始まり、コンサートプロモーターの事業活動およびライブ市場の動向をデータ化した国内唯一の資料として、調査を重ねて参りました。
このたび、2019年の調査データを発表いたします。

調査対象期間 2019年1月1日~12月31日
会員社数 69社(前年同期比+1社)
総公演数 31,889本(前年同期比+407本/101.3%)
総動員数 4954万5050人(前年同期比+92万1389人/101.9%)
総売上額 3665億0459万円(前年同期比+216億8136万円/106.3%)
※ACPC正会員社が調査対象のため、 日本全体のライブ市場データとは異なります

<市場概況>
2019年は前年比で、公演数・動員数・売上額のいずれも増加しました。

スタジアムとライブハウスの公演数・動員数が増加していますが、ホール・アリーナの動員数はほぼ前年同様でした。2018年の酷暑や自然災害の影響か、野外公演の開催数が減少傾向にあります。
2019年には台風の被害が大きく、中止公演が112本、延期公演が95本あり、約54万人の動員と、約51億5000万円の市場規模の損失があったと見られます。

エリア別の推移では、関東の公演数・動員数・売上が減少しました。これは2006年以来の現象で、会場不足が一因と見られます。2019年は東京オリンピック・パラリンピックを控えて、関東圏の会場が次々と改修・休館しました。一方で北海道・中国四国・九州沖縄では動員数が前年比10%以上増加しています。

国内アーティストは公演数が前年比101.7% 、動員数が同102.5%。海外アーティストの公演数は前年比95.4% 、動員数は同97.7%で推移しています。

チケットの平均価格は7,397円(前年同期比104.3%)でした。

データの詳細はこちらからご覧いただけます。