ニュース&トピックスACPCからのお知らせやサイトのご案内
チケット高額転売問題に関する報告会見及び 公式チケットトレードリセール「チケトレ」のご案内
ライブ・エンタテインメントを主催する全国のプロモーターで構成されたコンサートプロモーターズ協会は、このたび日本音楽事業者協会、日本音楽制作者連盟、コンピュータ・チケッティング協議会、ライブ・エンタテインメント議員連盟と共に会見を行い、チケット高額転売問題の現状と対策をご報告しました。
ライブ・エンタテインメント議員連盟として石破茂会長、鴨下一郎幹事長、平将明副幹事長、山下貴司事務局長、三原じゅん子事務局次長らが参加した他、自身でも音楽活動を行う林芳正議員、SPEEDの元メンバーである今井絵理子議員も出席。音楽業界からはミュージシャンを代表してサカナクションの山口一郎氏、漫画・アニメ・ゲームが原作の演劇界を代表して松田誠氏(日本2.5次元ミュージカル協会 代表理事)も参加し、高額転売の増加で深刻化するユーザー搾取を憂慮。吉田拓郎氏、高橋真梨子氏、デーモン閣下氏、TAKUYA∞氏(UVERworld)もメッセージを寄せています。
会見では、ネットを介した高額転売がコンサートに留まらず、大相撲やプロ野球、お笑いなどに拡大している状況、高額転売は若年層ユーザーへの悪影響がより深刻であること、コンピューターソフトを悪用したチケット大量購入の横行、現行の法律・条例ではネット上のダフ屋行為の規制が不十分である点などが話し合われました。公演会場での顔認証や本人確認といった転売対策も、コストの増大やユーザーへの制約に繋がる恐れがあります。東京オリンピック・パラリンピックに向けても、チケット高額転売対策が急務であることが再認識されました。
現状報告に続き、公式チケットトレードリセール「チケトレ」の説明も実施。やむを得ない理由で公演に参加できなくなったユーザーと、参加を希望するユーザーのマッチングを行うWebサービスで、ユーザー登録の個人認証、定価での売買、公演終了後の代金支払いなど、サービスの安全性を高めています。
「チケトレ」はぴあ株式会社の運営で、2017年6月1日(木)のサービス開始予定です。
会見では石破茂・議員連盟会長より、ネットダフ屋行為を抑止する法整備の必要性への言及もあり、欧米で先行している転売対策も参考に、ユーザー保護と産業の健全な発展に資する取り組みを進めて参ります。
本件に関するお問い合わせ先
一般社団法人コンサートプロモーターズ協会
TEL:03-5768-1731 FAX:03-5768-1732