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コンサート会場における危険行為について
ニュース2003年12月22日
1.はじめに
全国のコンサートプロモーターは、コンサートの開催に際し、来場されたお客様が安全な環境のもとで、音楽を堪能していただけるよう様々な課題に対処して参りました。現在では、文化施設、ライブハウス等における屋内コンサートのみならず、野外の特設会場におけるコンサートも、お客様のマナー向上が確立されていると感じられます。しかしながら、昨今の一部コンサート会場内における物を投げる行為、ダイブ行為等の危険行為は、お客様の安全に直接かかわる問題として憂慮せざるを得ない状況となっています。本会としては、コンサートの楽しみ方はそれぞれのアーティストとお客様の関係性の中で構築されるものであることを前提としても、身体に危険を及ぼす行為は絶対に禁止すべきであるという共通認識に至りました。
2.お客様への注意の徹底と対処
物を投げる行為、ダイブ行為等の危険行為を防止することを目的として、「危険行為禁止」の表示と開演前告知の措置を取らせていただきます。また、危険行為を発見した場合には、次の処置を取らせていただきます。
- 危険行為を発見した場合には退場していただきます。
- 危険行為によってケガをされた場合、応急処置は致しますが、お客様の自己責任とさせていただきます。主催者、会場、出演者は一切責任を負いかねますので、ご注意下さい。
- 危険行為が頻発した際には、コンサートを中断あるいは中止する場合があります。
3.アーティストへの要請
物を投げる行為、ダイブ行為等の危険行為を防止することを目的として、アーティストからの呼びかけを要請することがあります。万一、アーティスト側にお客様の危険行為をあおる行為があった場合には、コンサートを中断あるいは中止する場合があります。また、これにより損害が生じた場合には、アーティスト側の責任を問わざるを得ません。
4.安全なコンサートの確立
私たちコンサートプロモーターは、良質な楽曲とライブ・パフォーマンスをお届けしたいと思っています。
安全なコンサートが開催できますよう、是非とも皆様のご協力をお願い致します。
関係者の方々には趣旨ご理解いただき、コンサートでの事故防止にご協力下さいますようお願い致します。