2023年上半期の調査結果について
基礎調査概要
調査対象期間 |
2023年1月1日~6月30日 |
会員社数 |
76社(前年上半期からの増減 2増1減) |
総公演数 |
16,375本 (前年上半期からの増減+2,092本/前年上半期比 114.6%)※2019年上半期比 109.6% |
総動員数 |
27,352,563人(前年上半期からの増減+7,098,057人/前年上半期比 135.0%)※2019年上半期比 121.6% |
総売上高 |
2389億6034万円 (前年上半期からの増減+827億6237万円/前年上半期比 153.0%)※2019年上半期比 151.8% |
※コロナ禍前の2019年との比較が可能なPDFを作成いたしました。
こちらよりダウンロードが可能ですので、ぜひご覧下さい。
2024年4月23日 会場規模・開催地が「オンライン」の公演で、公演数・動員数・市場規模の集計に誤りがあり、訂正いたしました。
2023年上半期の市場概況
①公演数・動員数・市場規模はいずれもコロナ禍前の2019年上半期を超えたものの、関東・東海・近畿の主として大規模会場公演の増加が主な要因であり、関東・東海・近畿以外の地域ではなおも市場の回復には至っていない
②スタジアム・アリーナは 海外アーティストの大規模公演の増加により、 公演数・動員数ともにコロナ禍前を大きく上回る
③K-Popアーティスト公演の増加が顕著で、市場全体の14.8%を占める
④ホールは公演数・動員数ともにコロナ前と同等の水準にあるものの、ライブハウスの動員数はなおもコロナ禍前の9割程度
■エリア別の動向
関東・東海・近畿エリアの市場拡大が進む一方で、関東・東海・近畿エリアにおいて従来より公演の多い中核都市で公演が集中し、それ以外のローカルな公演が増えづらい状況が続いています。コロナ禍以降、中核都市に公演が偏る傾向は全国的に見られます。
■会場規模別の動向
2023年はスタジアム・アリーナにおける大規模公演が前年より増加しました。アリーナ公演は関東圏の新設会場の稼働(約230公演)もあり、公演数・動員数が大きく増加しています。
スタジアム : 公演数160 動員数537万人 (2019年上半期:公演数120 動員数369.0万人)
アリーナ : 公演数979 動員数763万人(2019年上半期:公演数728 動員数571.5万人)
■海外アーティスト公演の動向~K-Popの拡大
大規模会場での海外アーティスト公演が多数開催されました。動員数では、2019年上半期との比較でスタジアム253.5%、アリーナ183.3%ですが、ホールは67.7%、ライブハウスは63.7%に留まりました。
また、なかでもK-Popアーティストの大規模公演の増加が顕著で、市場の拡大に繋がっています。
<2023年上半期のK-Popアーティスト公演> ※複数アーティスト出演イベント含む
公演数:312(全体の1.9%)
動員数:2,755,118(全体の10.1%)
売り上げ:352.4億(全体の14.8%)
チケット平均単価:¥12,793 (K-Pop以外の公演の平均単価:¥8,282)
■調査方法の変更
従来の基礎調査において、動員数と市場規模のデータは「その公演を開催した会員社の所在する地域」で計上しておりましたが、会員社が所在する地域以外で実施する公演が増加しているため、2022年下半期より、動員数と市場規模のデータは「その公演が開催された地域」で計上いたします。比較時にご留意ください。
年間公演回数
(単位:本)
2. 地域別公演数 | 北海道 |
586(112%) |
東北 |
872(125.8%) |
---|
関東 |
7,155(110.7%) |
---|
北陸信越 |
555(98.8%) |
---|
東海 |
1,466(113.6%) |
---|
近畿 |
3,676(125.5%) |
---|
中国四国 |
869(123.8%) |
---|
九州沖縄 |
1,128(123.3%) |
---|
その他 |
3 |
---|
オンライン |
65(31.9%) |
---|
3. 都道府県別公演数
北海道 |
北海道 | 586(112%) |
|
東北 |
青森 | 59(113.5%) |
秋田 | 46(184%) |
岩手 | 77(98.7%) |
宮城 | 565(123.6%) |
山形 | 40(148.1%) |
福島 | 85(157.4%) |
関東 |
東京 | 5,595(111.6%) |
神奈川 | 896(109.7%) |
千葉 | 234(101.7%) |
埼玉 | 250(119%) |
群馬 | 43(72.9%) |
栃木 | 51(106.3%) |
茨城 | 58(131.8%) |
山梨 | 28(66.7%) |
|
北陸信越 |
新潟 | 191(80.3%) |
長野 | 126(118.9%) |
富山 | 40(108.1%) |
石川 | 165(104.4%) |
福井 | 33(143.5%) |
|
東海 |
愛知 | 1,208(115.5%) |
静岡 | 186(103.3%) |
岐阜 | 34(97.1%) |
三重 | 38(126.7%) |
|
近畿 |
大阪 | 2,909(123.9%) |
京都 | 263(134.2%) |
兵庫 | 378(137.5%) |
和歌山 | 38(140.7%) |
奈良 | 41(102.5%) |
滋賀 | 47(106.8%) |
中国四国 |
岡山 | 166(150.9%) |
広島 | 339(114.9%) |
鳥取 | 25(277.8%) |
島根 | 24(104.3%) |
山口 | 38(86.4%) |
香川 | 141(120.5%) |
徳島 | 21(131.3%) |
愛媛 | 79(138.6%) |
高知 | 36(116.1%) |
九州沖縄 |
福岡 | 752(137.5%) |
佐賀 | 27(90%) |
大分 | 21(56.8%) |
長崎 | 31(91.2%) |
熊本 | 102(94.4%) |
宮崎 | 16(66.7%) |
鹿児島 | 56(100%) |
沖縄 | 123(155.7%) |
|
その他 |
その他 | 3 |
|
オンライン |
オンライン | 65(31.9%) |
|
4. 会場規模別公演数(国内アーティスト)
スタジアム |
119(143.4%) |
アリーナ |
795(102.1%) |
ホール |
6,515(110.9%) |
ライブハウス |
6,898(119.8%) |
野外 |
238(196.7%) |
オンライン |
65(32%) |
その他(インストアイベント、イベントスペース、ショッピングモール、カフェ、ギャラリー、展示場、演芸場、教会、船上、小劇場、寄席など) |
696(55.9%) |
計 |
15,326(109%) |
5. 会場規模別公演数(海外アーティスト)
スタジアム |
41(215.8%) |
アリーナ |
184(418.2%) |
ホール |
317(340.9%) |
ライブハウス |
267(452.5%) |
野外 |
0 |
オンライン |
0 |
その他(インストアイベント、イベントスペース、ショッピングモール、カフェ、ギャラリー、展示場、演芸場、教会、船上、小劇場、寄席など) |
240 |
計 |
1,049(481.2%) |
6. ジャンル別公演数(国内アーティスト)
ロック・ポップス |
11,516(115.4%) |
歌謡曲・演歌 |
208(80.6%) |
ジャズ・フュージョン |
69(50.7%) |
クラシック |
208(94.1%) |
パフォーミングアーツ(ミュージカル、バレエ、オペラ、レビューショー、伝統芸能、お笑い、演劇、舞踊、ダンス、フィギュアスケートなど) |
2,533(113.4%) |
その他(ライブ映像の上映、握手会やトークイベント、展示会やスポーツ、ゲーム大会など) |
792(64.2%) |
計 |
15,326(109%) |
7. ジャンル別公演数(海外アーティスト)
ロック・ポップス |
680(660.2%) |
歌謡曲・演歌 |
0 |
ジャズ・フュージョン |
28(62.2%) |
クラシック |
21(262.5%) |
パフォーミングアーツ(ミュージカル、バレエ、オペラ、レビューショー、伝統芸能、お笑い、演劇、舞踊、ダンス、フィギュアスケートなど) |
216(617.1%) |
その他(ライブ映像の上映、握手会やトークイベント、展示会やスポーツ、ゲーム大会など) |
104(385.2%) |
計 |
1,049(481.2%) |
8. 海外アーティスト国籍別公演数
北米 |
422(649.2%) |
中南米 |
19(237.5%) |
欧州 |
233(1109.5%) |
アジア・オセアニア |
34(1133.3%) |
韓国 |
312(291.6%) |
アフリカ |
0 |
その他・複合 |
29(207.1%) |
計 |
1,049(481.2%) |
年間動員数
(単位:人)
2. 地域別動員数 | 北海道 |
628,792(145.3%) |
東北 |
771,454(161.7%) |
---|
関東 |
14,512,552(123.2%) |
---|
北陸信越 |
521,533(139.7%) |
---|
東海 |
2,010,882(145.5%) |
---|
近畿 |
6,688,614(156.9%) |
---|
中国四国 |
714,759(99.7%) |
---|
九州沖縄 |
1,452,409(175.1%) |
---|
海外 |
700 |
---|
オンライン |
50,868 |
---|
3. 会場規模別動員数(国内アーティスト)
スタジアム |
3,822,359(144.8%) |
アリーナ |
6,154,236(119.6%) |
ホール |
7,786,887(112.8%) |
ライブハウス |
2,416,372(149.9%) |
野外 |
762,394(91.5%) |
オンライン |
50,868(23.9%) |
その他(インストアイベント、イベントスペース、ショッピングモール、カフェ、ギャラリー、展示場、演芸場、教会、船上、小劇場、寄席など) |
1,810,955(98.1%) |
計 |
22,804,071(118.8%) |
4. 会場規模別動員数(海外アーティスト)
スタジアム |
1,551,883(294.6%) |
アリーナ |
1,483,982(516.5%) |
ホール |
585,286(267.1%) |
ライブハウス |
98,438(507.4%) |
野外 |
0 |
オンライン |
0 |
その他(インストアイベント、イベントスペース、ショッピングモール、カフェ、ギャラリー、展示場、演芸場、教会、船上、小劇場、寄席など) |
828,903 |
計 |
4,548,492(427.9%) |
5. ジャンル別動員数(国内アーティスト)
ロック・ポップス |
16,810,364(130.8%) |
歌謡曲・演歌 |
420,032(64.7%) |
ジャズ・フュージョン |
36,995(87.4%) |
クラシック |
298,989(93.4%) |
パフォーミングアーツ(ミュージカル、バレエ、オペラ、レビューショー、伝統芸能、お笑い、演劇、舞踊、ダンス、フィギュアスケートなど) |
2,254,446(88.7%) |
その他(ライブ映像の上映、握手会やトークイベント、展示会やスポーツ、ゲーム大会など) |
2,983,245(107.2%) |
計 |
22,804,071(118.8%) |
6. ジャンル別動員数(海外アーティスト)
ロック・ポップス |
3,537,816(394.6%) |
歌謡曲・演歌 |
0 |
ジャズ・フュージョン |
29,506(132.6%) |
クラシック |
20,881(354.4%) |
パフォーミングアーツ(ミュージカル、バレエ、オペラ、レビューショー、伝統芸能、お笑い、演劇、舞踊、ダンス、フィギュアスケートなど) |
559,636(523.8%) |
その他(ライブ映像の上映、握手会やトークイベント、展示会やスポーツ、ゲーム大会など) |
400,653(1276.1%) |
計 |
4,548,492(427.9%) |
7. 海外アーティスト国籍別動員数
北米 |
1,000,699(1873.8%) |
中南米 |
11,278(522.1%) |
欧州 |
577,740(2348.8%) |
アジア・オセアニア |
32,698(1603.6%) |
韓国 |
2,755,118(294.3%) |
アフリカ |
0 |
その他・複合 |
170,959(383.4%) |
計 |
4,548,492(427.9%) |
市場規模
(単位:円)
1. 総売上額 |
238,960,341,593(153%) |
2. 地域別売上額 | 北海道 |
5,454,731,129(152.8%) |
東北 |
6,515,410,993(158.8%) |
---|
関東 |
126,284,282,276(136%) |
---|
北陸信越 |
4,830,763,148(150.4%) |
---|
東海 |
16,899,410,193(142.8%) |
---|
近畿 |
61,033,019,749(214.9%) |
---|
中国四国 |
5,335,397,032(89.1%) |
---|
九州沖縄 |
12,436,035,069(198.5%) |
---|
海外 |
0 |
---|
オンライン |
171,292,005 |
---|
3. 著作権使用料総額 |
3,161,581,292(141.4%) |