東北・関東地方を襲った東北地方太平洋沖地震の影響による福島第一原発の事故によって、今夏に向けた電力の供給不足が予測され、海江田経済産業大臣からも「電力使用制限令」の発動があり得るとの発言がありました。東京電力管内の契約企業では、その発言を受け、前年比15%程度の電力使用量を削減する方向で調整に入っています。
ACPCでも、日本音楽制作者連盟とともに、「節電」に努めながら、ライブ・エンタテインメントをこれまで通り継続的に実現していくという方向性を、関係官庁および報道各社に報告するとともに、公演の実施を切望されるお客様の期待に応えていこうという考えを明確に打ち出しました。しかしながら、「節電」を実現するためには、出演者側の意図(技術面を含めた演出方法)や、お客様の安全保持との兼ね合いなど考慮すべき点が多くあるため、関係部署との協議を進め、実のある連携体制の構築に努めています。
会報誌 ACPC naviライブ産業の動向と団体の活動をお伝えします。
公演での節電 連携体制を模索
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