第2弾は関西=大阪万博記念公園でも、引き続きACPCが運営協力
会報誌 ACPC naviライブ産業の動向と団体の活動をお伝えします。
東北関東大震災 支援チャリティーコンサート
what a wonderful world in OKINAWA 開催
震災から1ヶ月で開催
4月10日、沖縄・宜野湾海浜公園および在沖の各ライブハウスにて「東北関東大震災 支援チャリティーコンサートwhat a wonderful world in OKINAWA」が開催されました。のべ5万人の来場者を集めたこの無料コンサートは、ピー・エム・エージェンシーの代表取締役・比嘉瑩さんを実行委員長に、同社内に設置された実行委員会が、日本音楽制作者連盟の協力を受けて開催したものです。出演者、スタッフともに全員がボランティアとして集まり、震災よりわずか1ヶ月で開催されたこのコンサートは、早期の開催と規模の大きさ、そしてチャリティーとしての実効性を兼ね備えた、非常に意義深いコンサートだったと言えるでしょう。
メイン会場の宜野湾海浜公園一帯には5つのステージが設営され、登川誠仁、知名定男、南こうせつ、紫、BEGIN、DIAMANTES、MONGOL800、新良幸人、下地勇、D-51、玉城千春(Kiroro)、jimama、砂川恵理歌、木下航志、神谷千尋、ネーネーズ、吉田康子、知名定人、ザ・フェーレー、金城恵子、とぅるるんてん、我如古より子、大城貴幸、仲宗根創、島袋辰也、ジョニー宜野湾&WALEWALE、でいご娘、HY、しおり、Miss Monday、KACHIMBA4、ウエサトモトシ、かりゆし58、宮沢和史、細坪基佳、ういずあす、ZUKAN、サンボマスター、2side1BRAIN、サンサナー、大城友弥、山里ユキ、饒辺勝子、神谷幸一、細美sucks(細美武士&masasucks from the HIATUS)、西仲美咲、スターリー・アイドナイト、7!!、伊禮俊一、CHILDHOOD、FUZZY CONTROL、ちえみジョーンズ、バタフライコレクターズ、マルチーズロック、EPO、津波信一、ティダカンパニ?・かでかるさとし(順不同)の総勢57組が出演。在沖のミュージシャンだけではなく、沖縄以外の地域からも多数の出演者が参加しました。また、各ステージでの機材転換時には、被災地で復旧・支援活動にあたる方々のスピーチも行われました。
今回のコンサートでは、来場者からの募金を被災地に送ることが目的のひとつです。宜野湾会場では各所に募金ブースが設置され、地元銀行の皆さんが募金を呼びかけていました。各会場で集まった募金額は13,147,064円、会場でのグッズ販売などの2,009,890円も含めた総額15,156,954円が、義援金として岩手・宮城・福島の災害対策本部などへ贈られています。また、これらの義援金の取り扱いについては、公式ホームページ(http://www-okinawa.jp/)にて詳細な情報が公開されています。
さらに、このコンサートでは来場者の意識も非常に高く、宜野湾会場では場内にゴミ箱が設置されていなかったにもかかわらず、終演後の場内にはゴミがほとんどなかったことも付け加えておきます。
東北他全国へ中継+上映
今回の公演では、在沖の民放テレビ全3局(琉球放送・琉球朝日・沖縄テレビ)とラジオ2局(FM沖縄・琉球放送RBC iラジオ)が初の合同中継を行なっただけでなく、テレビ局スタッフが撮影した映像がUstreamとニコニコ動画を通してネットで生中継されました。配信は無料で行われ、下記の会場では募金活動と併せたスクリーンでの上映イベントも開催されています。LIVE SPOT 2000(秋田)
- CLUB CHANGE(岩手)
- Zepp Sendai(宮城)
- HIP SHOT JAPAN(福島)
- 小樽GOLDSTONE(北海道)
- 太陽と虎(神戸)
- 心斎橋クラブクアトロ(大阪)
- 万国津梁館(沖縄)
5月14日にはこのコンサートの第2弾として「東日本大震災 支援チャリティーコンサート 顔晴(がんば)ろうニッポン!手をつなごう関西! ~What a Wonderful World~in KANSAI」が、大阪万博記念公園・東の広場にて開催されました。同様の催しは今後各地で継続的に開催される予定であり、ACPCでもコンサートの運営などで協力を行なって参ります。