第7回東京国際ミュージックマーケット

「国際相互交流」を目指して進化 生まれ変わったTIMM

経済産業省と音楽産業・文化振興財団（PROMIC）が共催する「東京アジア・ミュージックマーケット」が、今年は「東京国際ミュージックマーケット」（TIMM）と名称を改めて開催されます。日本の音楽コンテンツの素晴らしさを海外へアピールする役割だけではなく、海外の優れた音楽コンテンツも日本に紹介し、さらには世界の音楽関係者が自国の音楽を紹介し合う「国際相互交流」の場として進化するTIMM。今回はその内容をご紹介します。

明日から使えるスキルと情報

TIMMの最大の特徴は、世界各国に向けての産業振興イベントとして経済産業省が推進する「JAPAN国際コンテンツフェスティバル」（CoFesta=コ・フェスタ）唯一のオフィシャル音楽イベントとして開催される点。CoFestaはゲーム、アニメ、マンガ、キャラクター、放送、映画など、あらゆるコンテンツ産業のイベントが揃った世界最大規模の統合的コンテンツフェスティバルですが、そのなかで日本の音楽も強く存在感を示すべく、PROMICを中心に日本を代表する音楽関連団体が協力態勢をとり、まさに「オールジャパン」で海外の音楽関係者との交流が図られます。海外からの招聘者も、アメリカ、イギリス、ドイツ、フィンランド、フランス、オーストラリア、韓国、台湾、中国、香港、タイ、マレーシアと世界各国にわたっており、「オープニングレセプション」や「個別商談会」は、様々な情報とビジネスチャンスに触れる機会となるでしょう。「ビジネスセミナー」は、フランスで日本のアーティストが人気を呼んでいる状況、韓国をはじめアジアのアーティストが日本市場を目指す流れをアップ・トゥ・デイトにとらえたテーマが用意されており、リアリティの高い内容になることが予想されます。最終日に用意されているライブは昨年に引き続き「アニメソングライブ」。今号の特集には、海外との交流におけるライブの役割をテーマに、北川直樹PROMIC理事長と山崎芳人ACPC会長の対談を掲載しておりますので、そちらもご一読いただければと思います。

開催概要&タイムテーブル