会報誌 ACPC naviライブ産業の動向と団体の活動をお伝えします。
平成30年度 ACPC人材育成研修会開催報告
団体の歴史の重みをしっかり感じながら、 未来へ向けたテーマに照準を定めた1日
全国加盟社からの参加者が徹底的にディスカッション
パーティーの翌日、10月16日に平成30年度のACPC人材育成研修会が品川プリンスホテルのメインタワー(36F「ガーネット」)で開催されました。今回は団体設立30周年記念事業の一環として行われたこともあり、団体の歴史をじっくりと掘りさげる講演からスタート。「女性活躍の推進」「アルバイト等労働力不足」「働き方改革への対応」「カスタマー・障害者対応」といった、コンサートプロモーターが現在進行形で直面している問題のグループ・ディスカッションまで、「歴史」と「未来」を両立させたプログラムになりました。活発な意見が飛びかった研修会終了後には懇親会、二次会も用意され、全国加盟社の皆さんがリラックスしたコミュニケーションを楽しめるナイトタイムが続きました。
当日の司会進行を務めたのは鏡孝彦専務理事。鏡専務理事からの紹介で中西健夫会長が登壇し、開会の辞を述べて人材育成研修会は幕を開けました。
「昨日の30周年記念パーティーは、現在のACPCらしい会になったと思います。音楽関連団体の方々だけではなく、日本トップリーグ連携機構代表理事会長の川淵三郎さんをはじめスポーツ関係の皆さんにも足を運んでいただき、政治家の方々にもご挨拶いただきました。これは今、コンサートプロモーターが直面している課題に立ち向かうためには、エンタテインメントの枠を越えて、幅広いジャンルの方々と連携する必要があることを象徴しているといえます。チケット高額転売の問題は、国会を舞台にした議員立法という形で、一つの成果を挙げつつあります。会場不足を解決していくためには、スポーツ関連団体とともに歩んでいくことが不可欠ですので、共同で新団体を立ち上げる準備を進めています。その他、働き方改革への取り組み、アルバイトなどの労働力不足、自然災害への対策など、今やるべき課題は本当に数多くあります。本日の研修会は、そういった問題を皆で考える場にできればと思います。1日よろしくお願いいたします」