昨年12月3日、兵庫県のたつの市総合文化会館赤とんぼ文化ホールにて、平成21年度文化庁委託事業「近畿ブロックアートマネージメント(業務管理委員会)研修会」が開催されました。これは近畿地区の公立文化施設職員の方々を対象とする研修会で、今回は「自主事業公演の中止・延期の諸問題への対策」がテーマでした。このセミナーに、ACPCから岡田理事が参加し、パネルディスカッション「新型インフルエンザ対策等に伴う公演中止・延期に係る諸問題について〜事例から学ぶ〜」にて、関田正幸さん(社団法人日本クラシック音楽事業協会副会長)、水畑孝之さん(いずみホール副支配人)、花野雅子さん(神戸文化ホール事業課長)と、公演の中止・延期の事例を基にディスカッションを行ないました。
討論では「中止・延期対応のマニュアル化とその実践」「中止・延期に備えた招聘元と会館の打ち合わせ」「メディアでの告知」など、様々な角度からテーマを検証、危機管理能力を高めるためには普段からの取り組みが重要であることを改めて確認し、セミナーは好評をもって終了しました。