別冊カドカワ×昭和音楽大学×ACPCの産学連携講座として、1月11日(木)に「楽演祭」が開催されました。このイベントは、2011年より昭和音楽大学にて継続しているACPC寄附講座「ライブビジネスと社会」の一環として開催されたもので、ゲストの斉藤和義さんと山内総一郎さん(フジファブリック)による対談講義と、アコースティック・ライブの2部構成です。
約230名の受講者で教室が満員となった講義は、柴那典さんと辻詩音さんの司会進行で、ゲストのお2人が音楽的なルーツやいま気になる音楽を、実際にその曲を流しながらお話されました。学生にも身近に感じられるデビュー前後のエピソードや、曲や歌詞の創作についてもお話くださるなど、貴重かつ刺激的な講義となりました。
学内の劇場、テアトロ・ジーリオ・ショウワに会場を移し、1300人を集めたアコースティック・ライブでは山内さん、斉藤さんの順にソロ演奏し、続いてお2人のコラボという構成。音大生を前にしたライブであることを意識して、斉藤さんがMCで「コードが違うとか、ピッチがズレているとか、そういう聴き方をしないでくださいね(笑)」と発言されましたが、まさに譜面では表現できない音楽の楽しさを学生達に伝えるようなステージになりました。終盤ではウルフルズの「バンザイ〜好きでよかった〜」、奥田民生さんの「イージュー☆ライダー」を即興で披露するなど、自由な雰囲気に溢れていました。