今年度は福岡で開催。全国加盟社からの参加者が講演会~分科会~食事会とじっくり話し合える場
会報誌 ACPC naviライブ産業の動向と団体の活動をお伝えします。
平成28年度 ACPC人材育成研修会開催報告
2016年11月15日 ヒルトン福岡シーホーク
今、解決しなくてはいけない問題を徹底的にディスカッション
平成28年度のACPC人材育成研修会が、昨年11月15日にヒルトン福岡シーホークのコンベンションホール(1F「ナビス」「アルゴス」)で開催されました。今回のテーマは大きな社会問題にもなっているチケット高額転売、そしてアルバイト不足と障害のあるお客様への対応について。まずこれらをテーマにした講演が行われ、続いてテーマごとにグループを分けて分科会を実施。分科会で話し合われた内容を各グループのリーダーが発表しました。研修会終了後は3会場に分かれて夕食をとり、二次会では一同に会して、日々の業務について話し合うなど、全国加盟社の皆さんがじっくりコミュニケーションできた1日となりました。
当日の司会進行を務めたのは伊神悟副会長。伊神副会長のご紹介で中西健夫会長が登壇し、開会の辞を述べて人材育成研修会はスタートしました。
「チケット高額転売の問題は、音楽関連団体だけではなくアーティストや各フェスの主催者の皆さんのご協力もいただき、新聞などに意見広告を掲載したことによって、マスコミでも大きく取り上げられましたが、最終的な解決まで至らない限り、着地点が見えたとはいえません。また、エリアによって差はあるかもしれませんが、アルバイト不足も深刻です。コンサート本数が増えている昨今、アルバイトが集まらないとコンサートはつくれないことをもう一度念頭に置いて、どんな対応を心がけたらいいか、プロモーター間で協力してできることはないかなど、みんなで考えましょう。そして障害者差別解消法が施行されましたが、プロモーターによって同じ会場でも対応が違うなど、我々の横の連絡がうまくできていない点もあると思います。今日はひとつずつ問題を丁寧に話し合って、最適な解決方法を探っていけたらいいと思います。ライブ会場にたくさんのお客さんに集まっていただくという究極の目的に向かって、これからもがんばっていきましょう」
講演・分科会の様子は次ページで紹介します。