雪村いづみさんが示した「プロ」のレベル
圧倒的な歌唱力とフレンドリーな質疑応答
昭和音楽大学で4年目を迎えたACPC寄附講座「音楽産業概論Ⅱ」は、平成26年度プログラムを無事終了。1月8日には、雪村いづみさんをゲスト講師としてお招きし、歌も交えた講義が行われました。まずはキャラメルママとの「東京ブギウギ」、ミュージカル映画の出演シーンなどの資料映像で、1950年代から活躍する雪村さんのキャリアを簡単に紹介。続いてピアニストの田中和音さんの伴奏に乗せて「思い出のサンフランシスコ」、デビューのきっかけとなった「ビコーズ・オブ・ユー」など5曲の生歌を披露。キャリアとともに深みを増した歌声で、第一線で歌い続ける真のプロフェッショナル・シンガーがどんなレベルにあるのかを示してくださいました。また、学生からの質問を受け、活動を長く続ける秘訣やアメリカでの活動なども気さくにお話していただきました。日本の音楽シーンを60年以上駆け抜け、今なお現役で歌っている雪村さんは、音楽を学ぶ学生にとって最高の将来のモデルになったはずです。