ACPCによるライブ・エンタテインメント市場の調査データ、「基礎調査」の平成24年(2012年)版が確定し、ACPCのホームページで発表されました。これはACPCの正会員56社(平成24年5月時点)が、1年間に全国で開催した公演を対象とする市場規模調査です。調査結果は現在のライブ・エンタテインメント市場を俯瞰できる唯一のデータということもあり、近年は各メディアで掲載される機会も多くなっています。データの詳細はこちら(http://acpc.or.jp/marketing/index.php)にてご確認ください。
調査期間:平成24年1月〜12月
公演数:20,044本(前年比108%)
総動員数:約3,228万人(前年比116%)
市場規模(年間売上額):約1,701億円(前年比106%)
データから見る市場の傾向
平成23年(2011年)からの変化
公演数、総動員数、市場規模とも前年を上回りました。会場規模別の傾向として、スタジアム・アリーナ公演が増加しており、公演数は1,100回(前年比102%)、動員数は約883万人(同117%)でした。
また、海外アーティストの公演が活況を呈し、スタジアム・アリーナ公演が252回(同125%)、動員数は約201万人(同135%)。そして、ホール公演が934本(同164%)、動員数は約147万人(同180%)でした。
国内外のシェア比率
<公演数>
国内アーティスト18,247本(91%)
海外アーティスト1,797本(9%)
<動員数>
国内アーティスト約2,655万人(82%)
海外アーティスト約572万人(18%)
著作権使用料の推移
正会員社が1年間に、日本音楽著作権協会(JASRAC)を通して支払った著作権使用料は、約21億8500万円(前年比135%)でした。これは平成24年4月1日より著作権使用料の料率が4%から5%にアップしたことも影響しています。