総合レジャー事業開発のトータルプロデュースを展開するカトープレジャーグループの加藤友康さんをお迎えしてお話を伺った。
加藤さんの指摘によると、日本の商業施設では音の存在が重要視されていないという。「店の雰囲気が音楽だけでガラリと変わるくらい重要なファクターです。弊社ではエンタテインメントと食事を連動させることが必要だと感じて、若いアーティストには発表できる場を、お客様には生の音楽に接しながら食事を楽しんでいただける商業施設を積極的に提供していきたいと思っています。また、お客様にリピーターになっていただくために、安心感とステイタス、お得感を感じていただければと思っています。そして“心の価値観”を常に心がけて、お客様に接しています」。
コンサートプロモーターとは異業種ながら、総合エンタテインメント産業としての観点から多くの気づきが含まれたお話だった。
会報誌 ACPC naviライブ産業の動向と団体の活動をお伝えします。
平成24年度ACPC人材育成研修会報告
今年は2日間にわたり開催
今年のACPC人材育成研修会は、2月18日にSHOWER LOUNGE PLUSなどで懇親会、翌19日にduo MUSIC EXCHANGEで講演会と、東京・渋谷を舞台に2日間にわたり開催されました。懇親会が行われたSHOWER〜は、講師を務めていただいた加藤友康さん率いるカトープレジャーグループ運営のお店。同じビルに同社運営のライブホール、Mt.RAINIER HALL SHIBUYA PLEASURE PLEASUREもあり、講演会を前に「予習」ができる意味合いも込められていました。根本要さん、野地秩嘉さんに講師を務めていただいた回を含め、講演会については内容のダイジェストを掲載しますので、改めてご確認ください。(撮影:小嶋秀雄)