客席は開演15分前には、ほぼ満員。予定の18時から少し遅れて、トップバッターのThe BONEZが登場。正直なところ、The BONEZの台湾での知名度は高いとはいえないと思うが、コアなロックバンドらしい演奏と客席に飛び込むパフォーマンス、そして英語を駆使したMCで確実に観客の心の扉をこじ開けることに成功していた。続いて19時にthe GazettE、20時10分にVAMPSがステージに。この2組は勝手知ったるホームグラウンドのごとく、客席と一体となったライブを披露し、充分この日を待ち望んでいたファンの期待に応えていた。
「こじ開ける」ことと「期待に応える」こと。海外の観客に日本の音楽を届けるための2つのやり方が、「JAPAN NIGHT in TAIPEI」では明確に示されたと思う。
(君塚太)。