北海道
存続
北海道厚生年金会館(ウェルシティ札幌)
札幌市が28億5230万7550円で落札。2009年12月より、会館名は「さっぽろ芸術文化の館」となっており、札幌商工会議所が管理・運営を行なう。2010年4月より、ネーミングライツ協定に基づきホール部分の愛称を「ニトリ文化ホール」として営業中。
一般社団法人コンサートプロモーター協会
サイトTOP>会報誌 ACPC navi>SUMMER 2010 VOL. 7>見えてきた旧厚生年金会館の今後
会報誌 ACPC naviライブ産業の動向と団体の活動をお伝えします。
存続
札幌市が28億5230万7550円で落札。2009年12月より、会館名は「さっぽろ芸術文化の館」となっており、札幌商工会議所が管理・運営を行なう。2010年4月より、ネーミングライツ協定に基づきホール部分の愛称を「ニトリ文化ホール」として営業中。
存続
北陸電力が9億円で落札し、管理・運営は(財)金沢コンベンションビューローが行なっている。2009年10月よりホール名を「本多の森ホール」に改め、現在も営業中。
閉館
2010年3月末日をもって閉館。(株)ヨドバシカメラが120億円で落札し、跡地はカメラ博物館・ギャラリー・オフィス等の用途を検討している模様。
閉館
2008年10月末日をもって閉館。積水ハウス(株)と長谷工コーポレーション(株)のJV(共同企業体)が65億1340万円で落札し、跡地には共同住宅が建設される予定。
存続
オリックス不動産(株)が36億円で落札。既存の大ホールは耐震補強や空調設備などの工事を行ない、安全性と環境性能を向上させた新たなホールとして2011年秋に開業予定。大ホール以外は、分譲マンション開発を予定。
存続
広島市が30億1000万円で落札。広島アートウィンド運営企業体が管理・運営を行なう。2010年4月1日より、ホール名を「広島市文化交流会館」と改め、営業を行なっている。
存続
北九州市が20億3900万円で取得。改修工事を経て、「アルモニーサンク 北九州ソレイユホール」として、2010年10月1日にリニューアル・オープン。市が運営事業者を選定、SSB北九州共同企業体が選ばれた。
3月30日、東京厚生年金会館の閉館を惜しむ「お別れ会」が開催されました。当日は在京のプロモーター各社をはじめ、同館に縁のある年代・業種も様々な方が来場。セレモニーは、同館の存続支援活動の会の発起人でもあった、山崎芳人ACPC会長による開会の辞にはじまり、同館の職員や支配人といった方々のスピーチ、そして会館の歴史や館内の風景を記録したフィルムの上映が行われました。
その後は舞台上にて懇親会が開かれ、参加者はステージから見る客席の光景を心に刻んだり、会館にまつわる思い出や出来事を懐かしんだりと、それぞれが厚生年金会館への思い出を温め、また新たにしていました。
1961年4月の開館から、49年にわたる歴史に幕を下ろした東京厚生年金会館。日本の高度経済成長期の入口から現在まで、そしてこれからも続いていくであろう、音楽文化の発展に大きく寄与した同館の総利用者数は、5600万人にも及ぶそうです。利用者として、出演者として、職員として、観客として、会館に関わった人々とともに、同館の歴史はこれからも生き続けることでしょう。