対応が必要な状況、お客様の要望やトラブル
ドーム公演の規制退場時、一般の退場のお客様が混雑している中で、車椅子のお客様が退場することになってしまい、スタッフの案内も不十分であったため、安全に退場することができなかったというクレームにつながった。
対応の内容
会場外まで出たお客様のところまで行き、ご案内に不備があった旨を謝罪。
その後の展開、予防策
退場順のご案内、通路でのお声がけ等の強化。
一般社団法人コンサートプロモーター協会
サイトTOP>会報誌 ACPC navi>AUTUMN 2017 VOL. 35>全国会員社で行われている障害者対応の現状②
会報誌 ACPC naviライブ産業の動向と団体の活動をお伝えします。
ドーム公演の規制退場時、一般の退場のお客様が混雑している中で、車椅子のお客様が退場することになってしまい、スタッフの案内も不十分であったため、安全に退場することができなかったというクレームにつながった。
会場外まで出たお客様のところまで行き、ご案内に不備があった旨を謝罪。
退場順のご案内、通路でのお声がけ等の強化。
車椅子スペースが1階最後部のため、前列のお客様が立つと車椅子のお客様はステージが見えない(嵩上げ不可の市民会館にて)。
客席前方に見切れ席があったので、スタッフが抱えて階段をおろし、見切れ席の見える位置で鑑賞していただきました。
車椅子スペース前2列は車椅子見切れとして売り止めして、通常の車椅子スペースで観覧していただくようにしました。告知物、チケット券面にも車椅子スペースからステージが見えづらい旨を記載するようにしました。
車椅子で観覧する付添者の椅子設置について。
付添者へは車椅子スペースに仮設で椅子を出しているが、ほとんどの場合パイプ椅子のため、付添の方に苦情を言われることがあります。
車椅子の申請があった際に、付添の方はパイプ椅子での観覧になる旨を事前に案内するようにしました。
アリーナ公演に来場される車椅子のお客様で、駐車場から会場の座席まで連れて行ってほしいとの要望あり。またグッズ購入を手伝ってほしいとの要望あり。
事前の問い合わせでは、できないとお断りした(会場準備などの都合や、介助したことで怪我を負わせたりするリスクがあるため)。
当日、手が空いているスタッフがいれば、お客様の要望どおり、介助する場合がある。