「同業者」だから安心
通常、打ち上げでよく利用されるのは、地元の名産品がメインのメニューになっているお店が多いですが、GIPの皆さんが今回の取材先として挙げた、仙台一番町、広瀬通駅そばにあるダイニング居酒屋「うさぎや」は、だいぶ様子が違います。メニューに並ぶのは沖縄の島ラッキョウ、北海道の塩辛じゃがバター、博多のもつ鍋。仙台名物の牛タンもあるとはいえ、頭の中が一瞬「?」になっていると、小川さんが店長の本宮哲さんをご紹介してくださり、その謎が解けました。
小川:本宮さんは僕が入社するずっと前に、アルバイトのチーフでやっていた方。今でもお店をやりながらツアー・マネージャーの仕事をすることもあるんです。
本宮:居酒屋を始めたきっかけは、ツアーに同行している時に、アーティストにとって、どれだけ食が大切かを感じたことです。だから9年前にこの店をオープンして、自分がツアーで食べた全国各地のうまいものを研究しながらメニューに加えました。キャリアの長いアーティストだと毎回仙台の名産では飽きるでしょうし、若いバンドだと安くて色々なものをお腹いっぱい食べられたほうがうれしいと思いますし。
小川:結局は本宮さんの人柄が魅力のお店だと思います。打ち上げで僕らが遅れて到着しても、本宮さんがいれば安心です(笑)。