昼は舟木、夜は富成喜
アイエスがオフィスを構える東京・四谷三丁目は、古き花街の風情が残る荒木町に隣接しています。荒木町は飲み屋街としても知られ、同じ新宿区内に文化放送(若葉町)やフジテレビ(河田町)があった頃には、放送業界や音楽業界の人々が行きつけにしていた店も多かったそうです。アイエスのスタッフの皆さんが、仕事帰りにひと息つくお店「酒房 一(いち)」があるのも、やはり荒木町。お店を紹介してくださったアイエスの名倉正典取締役社長、曰く—。
名倉:伊藤相談役と会社帰りに寄ることもあれば、お客さんを連れてくることもあります。通い始めて、もう25年くらいになるでしょうか。とにかく居心地のいいお店で、料理はポテトサラダが絶品。うちが舟木一夫さんの公演を手がけていると知って、お店の方が探してきてくれた日本酒「富成喜(ふなき)」も美味しいですね。
カウンターを挟んだ厨房に立つ、店主の中森珂一(かいち)さんに話を聞くと—。
中森:開店して32年目になります。アイエスさん始め常連さんが多い店ですが、お客さんがいい人たちばかりだったから、ここまで続けられたんだと思います。
店内は大人が落ち着ける雰囲気。壁中に貼られたマリリン・モンローのポスターを背に、ダンディな伊藤相談役がカウンターに座る姿が似合うお店です。